ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

2020-01-01から1年間の記事一覧

久しぶりの会議

今日はエリア会議で前期の成績発表と表彰式があった。2月から中止されていた会議だから久しぶりの集まりではあるが喜ぶことはない。いつものように決まった人が喋るだけの会議は眠いだけだ。 前期は後半コロナで調子が悪くなっても目標の営業利益は達成する…

虫対策

蚊は一匹でもいると気になって眠れないので、除菌スプレーで羽を濡らして落ちた所を捕らえている。実際、部屋に入ってくる蚊はそんなにいないのだが、すぐに使えるように除菌スプレーは各部屋に一つは置いてある。ちなみに昨年の夏に買い置きしていた大量の…

ズレてるよね

生まれや育ちが少数派のせいか 自分の行動はズレている可能性が高いと 思い込んでいる そのせいで些細なことでも 報告や確認は大切 非常識なところをチェックしてもらいたい 常に裸、まな板の鯉状態 素直さよりも生産性重視の今の社会では 評価が低いので給…

自己管理

連絡なしで仕事を休んだアルバイトがいる。この子は半年前にも同じようなことがあった。その時の理由は単なる寝坊ではあったが、今回は原因不明の発熱と頭痛で電話ができなかったという。落ち着いてきたとはいえこの時期このワードは万が一を考えてしまう。…

猪突猛進

小学校の時『キャンディキャンディ』が大好きで、そのキャラクターになりきっていた友人がいた。キャンディと同じように癖毛とそばかすが自分にもあることで共感をもっていたのだろう。彼女は服装や髪型も流行に敏感で私よりも女子度が高いほうではあるが、…

呪い?

マスクをしていると電車内でも少しだけ安心して目をつぶっていられる。見知らぬ人に急にキスをされる心配がない。 電車通学の高校時代、満員電車でハアハアと荒い息づかいを耳元でされて、局部を押し付けられたり、空いている車内でうとうとしていたらスカー…

引っかかり

昔、病気で体調が悪いことを理由に夜中に電話をかけてきては、お茶を買ってきてほしい、玉ねぎのサラダを作ってほしいと頼んでくる人がいた。寝ようとした矢先にだ。けっこう振り回されたのを思い出す。それほど親しいわけでもないのに私しか頼れる人がいな…

無題

出会って気に入って、まだ言葉も交わしていないのにその人との老後まで想像する友人がいる。イエスとノーで成立するような会話が基本で、会うと私が好きなことを喋り続けるだけだ。喉が痛い。本が好きで自ら小説を書いているという。彼女には内に秘めたもの…

夏がきた

毎日宅配業者の人が荷物を受け取りに来てくれる。 業者の中にはまだ数年しか経っていない若い人もいて、 時々厳しい先輩に注意されているのを目撃することもある。 しかし彼はどんな状況でも毎日笑顔を絶やさずに 誰にでも明るく温かい対応をしてくれる。 さ…

誰だったんだろう

亡くなって離れてみると あの人誰だったんだろうとふと思う 確かにあの人から出てきて名前をもらったが 産まれた原因は個人だけに起因するものではない 産み出される原因は個々の生きものの範疇を超えている 親になるのに資格はいらない あの場所を選び、呼…

急に忙しい

人が急に動き出して仕事も急に忙しい。できればもう少しゆっくり動き出してほしい。時短勤務と連休でぼんやりしている人に活をいれるのが私の役目。先読みをしてミスを減らさないといけない。注意しすぎて嫌われないようにしようとか、そんな余裕はない。役…

野良猫⑦

野良猫にこっそりキャットフードを与え続けて早一年。 今はハチワレ、薄茶とら、濃茶とらの三匹。 ハチワレと薄茶とらはいつも一緒にいる。 濃茶とらは時々くる。でも一番人懐っこい。 最近は他でももらっているようで残すこともある。 食べ残しを狙ってナメ…

隣の友人

隣の団地に小学校からの友達がいた。彼女は父親とお兄さんの三人で暮らしている。母親がいない理由は聞いたことはない。そんなことに興味はなかった。遊びに行くと彼女のお父さんが気さくに挨拶をしてくれる。 彼女はどことなく私の母の性格に似ている。そし…

うっかり

家を出た時、いつもと違う解放感があった うっかりマスクを付け忘れて買い物に行ってしまう 裸で買い物に行ったような気分 裸でもマスクさえ付けていたら大丈夫みたいな空気が漂う中 喋らないように気をつけて 必要なものだけを買うと足早に帰る ああ怖い

1キロの唐揚げ

中学校時代、さりげなく付き合っていた同級生がいる。彼女は両親と年が少し離れた弟とかなり離れた双子の弟の六人家族で暮らしている。家事を手伝いながら弟の面倒もしっかりみるお姉さんだ。ひょうきん者の私と違い、姉御気質の真面目な人。ブラウスの上の…

中学校生活スタート②

今年から甥が中学生になる。入学祝いにお守り、スヌーピーのハンカチ、これはいらなかったかもしれないがトミカのフェリー「さんふらわあ」、ご祝儀袋には手紙を入れてプレゼントした。 手紙の内容はこんな感じだ。 お父さんが見ているK君 お母さんが見てい…

何がダメなの

私はプラスチックのツールボックスを薬箱にしている。実家でも使っていたものだ。兄は何度も「お前、それは工具箱だぞ」と、恥ずかしいやつみたいに言ってくる。私は工具箱だと思って買ったわけではない。使いやすければ何でも良かった。サザエさん一家を理…

ああ憂鬱

慣れている派遣でいいのではないかと、長い間派遣ばかり使っていたらいつの間にかそれが当たり前みたいになっていたが、コロナで時短勤務している社員がいる中で派遣を使っていることに疑問を持ったようで、部長は急に求人を考え出したようだ。今更。「余程…

連休明け

連休前に長電話の約束をしていた同期がいる。かけ放題プランに入っているから大丈夫と言っていた。 私の使用する携帯は兄嫁のお古だ。今の仕事に就くまで固定電話だけで過ごしていた。電話を持ち歩くのが面倒くさい上に、自分のペースを乱されるのが嫌でメー…

『あかんたれ』

子どもは自分を保護している人の顔色を見ながら、その人の無意識の理想までも嗅ぎ取って育つ。母にはどんな理想があったのだろうか。 母は花登 筺の『あかんたれ』に興味があった。幼い私も母につられて観たことはあるが、大人が子どもをいじめているだけに…

ハーレー斉藤

プロレスはアントニオ猪木時代が家族で一番盛り上がっていた。巨人のアンドレザジャイアント、カウボーイのスタンハンセン、凶器のアブドーラザブッチャーそして対抗するのは、先陣切って場を盛り上げてくれる星野勘太郎。主役として活躍していたイメージは…

四畳半部屋

中学生くらいから同じ夢を何度も見ていた 願望が夢になって現れていたのか 何度か夢で見た光景がある 我が家で知らない人を迎えるのだ 知らない人を迎える部屋は四畳半 部屋の真ん中にテーブルと椅子がある お茶を出す用意もしてある 襖一枚隔てた隣の部屋に…

まちがいさがし

今週のお題「めったにできないアレコレ」 おやつにエブリバーガーを食べようとしたダンナは、蓋の裏に描かれた間違い探しに釘付けになる。「こういうの大好き。よーし、やるぞ!」と言って探し始めたものの、四つある間違いの内から三つしか見つけることがで…

当事者の意識

何人かいる派遣に時短勤務をお願いして、さらに来月の出勤日数が減ることを伝えるのが本当に辛かった。掛け持ちしている派遣はもう一つのメーカーが休業になり、ここだけしか働く所がなくなったという。「派遣切り」とかこれまでしたことはないが、やむなく…

真っ白な朝

十数年前だったか、何気に思い出すいつまでも消えないことのひとつとして『痛快!明石家電視台』の村上ショージさんのパネル回答。一般の出演者がレギュラーメンバーの描いた絵を見てお題を当てるというクイズで、その時のお題は確か「恐怖」だった。ショー…

疲れをとろう

こんなのは数時間で片づけられる 休日にゆっくりと片づければいい でも休日はゆっくりしたい 次の連休を使って一気に片づけよう 本気出すと一晩で片づけることができるはず さて、時間ができたからいよいよやるか 時間があるのにやらないのは時間の問題では…

空想にふける

表皮は既に死んでいる細胞で覆われている 花びらが散っていくように死んだ細胞ははがれ落ちていく 生命の源を探そうと木の根を調べても何も出てこない 人間の体を調べても構造は分かっても源は分からない ひょっとして個々にある何かではなく 個々にあるもの…

我がまま

兄は流行りの合体ロボ、ブリキのサンダーバード2号、プラレール、大量のガンプラ、ワルサーP38、44マグナムのモデルガンを持っていた。私の不注意でプラモデルを棚から落下させてしまいビームサーベルを折ってしまったことがある。いつまでも愚痴を言われた…

後ろの大きな足音

大きな足音を立てながら私の後ろを歩く人がいる。たまたま同じ方向、同じエレベーターに乗り込もうとしているだけの人。それなのに足音が大きいので迫ってくるような感覚に襲われる。最短のルートを通り早歩きをしても足音はまだ近くに聞こえる。失礼な気が…

天井に野菜炒め

土曜日は午前中だけの授業が終わるとうきうきしながら帰る。翌日学校が休みというだけでなく大好きな『8時だョ!全員集合』があるからだ。一番好きだったのが、怖いけどついつい見入ってしまう怪談もの。後ろにいるお化けに気づかせようと「志村うしろ!」と…