ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

お題

そろそろ食べ頃?

「アル…なんとか、なんだったっけ」。画像や登場人物のセリフははっきりと覚えているのにタイトルが思い出せない。一度もやもやし始めると気になってしかたがない。観ていた当時の生活状況から年代を絞って探す。 便利な時代に感謝。すぐに見つかった。2001…

なぜか謝ってくる

最近では、親の介護に集中するために早期退職をした元上司が、職場に顔を見せに来てくれて、一緒に働いていた時はすまなかったと言う。何に謝られているのかわからないが、確かにこの人と働いていると、休みの日も電話があって四六時中仕事のことを考えさせ…

チャンネル登録に一年かかる

登録したきっかけは配信者のスランプが気になってコメントをしたくなったからだ。勢いで登録することなんてないから、それまでチャンネル登録者なんて10人いるかいないか。 配信内容というよりも配信者がおもしろい擬音や擬声を出したり、突然歌い出すのが好…

自然を考える

揺らめく炎 白波 水面の光と影 流れる雲 この現象が自然であり この世界を現わす真実であり真理 それは流動的で無限に産出される この現象に触れることができたなら 私たちは考えずにはいられない 世界について 煙が空に溶けていくような あたり前のように身…

これまでなかった光景

一年ぶりくらいに大きな百均ショップに行く。やけに静かだった。音楽も流れていない。店内放送は度々あって、内容は「店員に話しかけないでください」「店内での会話をひかえてください」「滞在時間を短くしてください」というものだった。店員は黙々と品出…

私の場所

今週のお題「急に寒いやん」 私が以前いた場所は寒いも暑いもなかった ただ、緩やかなまったりとしたリズムと 軽快なリズムに包まれていた そう、まるで波の音をバックに 南国のミュージックを聴いているよう 世界とぴったりくっついて 毎日踊っている 呼吸…

熟成中

今週のお題「2020年上半期」 小学校低学年までが肉体への恐怖が一番強かった。自分の意志とは関係なく動き続ける心臓や息を止めると苦しくなることをどう受け入れたらいいのかわからなかった。何かに囚われているような感覚は、プラトンの肉体は「魂の牢獄」…

子育てよりも難しいこと

働く動機が「中学生になる子どもが部活を始めたから」と言っていたから、すぐに辞めそうな気がしていた。この人は民生委員のボランティア活動をしていることもあって、人当たりもよくて職場内を和やかな雰囲気にしてくれるムードメーカーだ。 私は勝手に彼女…

ブラックモンブラン

今週のお題「私の好きなアイス」 いろんな事があり過ぎて、昨年大分に遊びに行ったのが遠い過去のように思える。帰りに、とあるブログでブラックモンブランが紹介されていたのを思い出して、フェリーを待っている間に食べてみようと近くのコンビニで購入した…

かっこよすぎる

お義父さんはギターの腕を磨くために19才でスペインに渡り、最近まで現役で活躍していたプロギターリストである。サックス片手に単身で海外留学する『BLUE GIANT』の主人公みたいな人で、ギターだけで一家四人を支えていた。今は山の中腹に家を建てて、ガー…

1キロの唐揚げ

中学校時代、さりげなく付き合っていた同級生がいる。彼女は両親と年が少し離れた弟とかなり離れた双子の弟の六人家族で暮らしている。家事を手伝いながら弟の面倒もしっかりみるお姉さんだ。ひょうきん者の私と違い、姉御気質の真面目な人。ブラウスの上の…

まちがいさがし

今週のお題「めったにできないアレコレ」 おやつにエブリバーガーを食べようとしたダンナは、蓋の裏に描かれた間違い探しに釘付けになる。「こういうの大好き。よーし、やるぞ!」と言って探し始めたものの、四つある間違いの内から三つしか見つけることがで…

空想にふける

表皮は既に死んでいる細胞で覆われている 花びらが散っていくように死んだ細胞ははがれ落ちていく 生命の源を探そうと木の根を調べても何も出てこない 人間の体を調べても構造は分かっても源は分からない ひょっとして個々にある何かではなく 個々にあるもの…

感謝の春

今週のお題「卒業」 卒業式でなぜ泣くのか今でもわからない。 同世代ということで集められた集団の中に入っただけで、 出会ったと思わなければ別れたとは思えない。 それよりも通学途中で見た風景に別れを感じた。 親になって子どもの卒業式を見て泣いたりす…

応援したい人

今週のお題「応援」 時間にルーズで度々遅刻をするメンバーがいる。30分位の遅刻は月に一度で、5分位の遅刻は度々だ。就業時間1分前のぎりぎり出勤が常である。何度も注意するがなかなか直らない。まじめで細やかな気配りもできる人で、長く一緒に働きたいメ…

究極の一切れ

今週のお題「いい肉」 結婚前、彼に両親を紹介してもらい、その後一緒に焼き肉を食べに行く。焼肉屋は人生2度目である。初対面の人と食事をするのは緊張するが、失礼が無いようにしようと思った。 誰かが焼肉定食を二人前と店がすすめる宮崎牛の他、適当に…

反骨精神

今週のお題「〇〇の成長」昨日の会議で懐妊して一人長期で休むか辞めることになったので年明けに求人の強化を部長にお願いしたら「求人を強化してもなかなか応募がないんだよね~」といわれ「雇用条件を上げると応募がありますよ」というと、部長の顔色が変…

静かな所

今日、母が暮らす家に遊びに行く夢を見た。 二階の部屋に用意してくれた料理を食べる。 料理が盛られている皿と盛られていない皿があったが気にしない。 久しぶりの母の料理はおいしかった。 食事が終わると部屋の窓から外を見る。 母が40年住んでいた集合団…

きょとん

今週のお題「好きな漫画」 『学園アリス』はNHKのアニメを見て、いつか原作を読んでみたいと思っていた。ちょうど姪っ子が『学園アリス』の主人公と同い年になった時、中古で全巻買うと一気に読む。やっぱり面白い、これなら姪っ子も喜んでくれるかも、と思…

秋、そして年末

今週のお題「秋の空気」肌寒くなってくると今年もいよいよ残りわずかであること、そして年末の繁忙期がやってくることを考えてぞっとしている。12月だけで2か月分の売り上げが取れるため、そのための人材の準備をしておかないと私の身が危ない。昭和中期の先…

やさしい米の甘み

お義母さんの愛媛の実家に遊びに行くと実家の家族全員が育てた貴重な新米を30キロもらう。泊まりに行くと「なんちゃ気にせんでええ」とおじいちゃんもおばあちゃんも優しくしてくれる。お米は甘みがあってみずみずしく、一人暮らしの時によく食べていた備蓄…

眩しくて青臭い

今週のお題「部活」 高校ではバドミントン部に入っていた。 時々先輩と付き合っているOBが教えに来てくれる。そのOBが私のもろ好みのタイプでどきどきするのを先輩に気づかれないように隠し続けた。 私は卒業後も社会人サークルに入ってバドミントンをしてい…

わくわく

今週のお題「理想の老後」 働ける仕事があるうちは仕事を続けて、 いよいよ働くのが難しくなってきたら、 ごみ拾いのボランティアでもなんでもして、 とにかく体を動かして人と関わっていきたい。 身の回りの物はできるだけ少なく、 必要最低限の生活ができ…

今があること①

今週のお題「夏を振り返る」母の初盆のお線香をあげた後、兄から母が施設で作っていたというビーズアクセサリーをもらう。器用に上手に作られていた。母が手縫いで自分のエプロンを作っていたのを思い出す。編み物もしていた。料理よりも手芸が好きだったよ…

真理の探究

今週のお題「わたしの自由研究」物事の真理を考えるのが好きだ。どんな真理かというと、例えば「私たちはなぜもう一度同じものを食べたくなるのか」と問いを立てる。私が出す答えは、家族や友人と一緒に食べたものをもう一度食べたくなるのは、それがおいし…

ピンチ過ぎると記録したくなる

長屋に引っ越しした当日、近所にご挨拶をすると、隣に住むご主人が大きなボトルに入った木酢液をくれた。ご主人はイケメンの外人で奥さんは可愛らしい日本人だった。子どもがいるため殺虫剤を使わないようにしているという。ここら辺は昔湿地帯だったとかで…

半分こアイス

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」お小遣いをもらった記憶がない。お年玉も中学生が最後で3千円あったかどうか、とにかく働くようになるまで自由に使えるお金はなかった。 夏は子どもたちにいつでもキンキンに冷えたほうじ茶を出してくれる集会所の近く…

今が一番楽しい

今週のお題「夏休み」今月は新人を3人も抱えているため休憩は無しか15分位しかとれない日もある。出勤すると順番にミス報告を聞き、それを一つずつ解決していく。休日も家で仕事がある。しかし子どもの頃に戻りたいとは思わない。夏休みの楽しい思い出はた…

この世界に空があること

今週のお題「空の写真」母の犬の散歩は季節関係なく決まって夜だった。母と一緒に外に出るのが好きで私もよくついて行った。いつもの公園で母とベンチに座る。母は煙草を吸い、私は星がきれいで夜空を眺めていた。いくら目を凝らしても先が見えない空。この…

熱い満天の星

今週のお題「空の写真」1、2回生が集まり自己紹介をし合う交流会の場で、長野から来ている人が、長野は空気が澄んでいてたくさんの星が見えると熱く語っていた。何も考えていなかった私は「じゃあUFOも見たことあるの?」と、とんちんかんなことを聞いて…