当事者の意識

何人かいる派遣に時短勤務をお願いして、さらに来月の出勤日数が減ることを伝えるのが本当に辛かった。掛け持ちしている派遣はもう一つのメーカーが休業になり、ここだけしか働く所がなくなったという。「派遣切り」とかこれまでしたことはないが、やむなく切っているところも出ている。

直接雇用のメンバーは扶養控除内の人や学生でも休業補償か有休を選択して減給を補っている。また危険手当として会社からは特別手当が出勤日数に応じて支給される。派遣の補償はどうなっているのか。長く派遣で働いている人が「有休なんてお願いしたら派遣会社が潰れてしまうかも」と派遣会社を心配しているのに驚く。

私は三社の派遣会社をバランスよく使い、一つの派遣会社だけに頼るのを避けている。休業補償を考えている派遣会社もあれば、そうでない会社もある。この違いは働いている人の切実な訴えに応じて会社も動くのだろう。つまり困窮している本人が訴えないと事態はどうにもならないということだ。