ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

初めての海外旅行「ハワイ」

2018年、親戚のハワイ挙式に招待されて初めて海外に行くことになった。挙式前日にはハワイに到着して、翌日シェラトンホテルに集合する予定で行く。旦那は海外が初めてではなかったので旦那に頼るところが多い。体調を崩すことなく現地に着けるか心配で出発…

つきっきりで数える

中学生の時、母が狭心症で入院することになった。原因は煙草である。退院しても子どもを産む前からずっと吸ってきた煙草をやめることはできなかった。私が高校を卒業して資格を取る教室に通うようになった時、また母に狭心症の症状が出たため、以前入院して…

巻き爪リフト①

20年以上巻き爪に苦しんできた。間違った爪切りの仕方や足に合わない靴等、いろんな原因が考えられるが病院には行きたくなかった。というのは、20年前に巻き爪の治療をした人が骨折したのかと思うほど足に包帯を巻いて松葉杖をついて仕事をしていたからだ。…

ドストエフスキー

学生時代、ドストエフスキーが好きで読んでいた。ドストエフスキーの懸命に生きるものへの狂気に対する問いかけがいつまでも心に引っかかっている。 43歳の時、桜が散るのを見ていてようやくその疑問に一つの答えを見つける。それは、海沿いに植わっている一…

目当ては肉

肉の特売日の翌日、閉店1時間前、買い物カートを手にするとまず肉売り場に向かう。値引きシールが貼られているか、シールが貼られていたら値引き率と肉の残数を確認する。その後、朝食のパンを買いに行き、それからプリンやヨーグルト売り場へ、総菜売り場に…

酢豚

高校時代、ビルメンテナンスの会社で働いていた。そこでは時々数人で出かけて郵便局や府民の森の清掃作業をすることがあり、昼食は外ですることもあった。外食に慣れていない上に、大人の男の人に囲まれての食事は息が詰まる思いだった。しかし注文しないわ…

可愛げがない

長く勤めている先輩社員は厳しいところもあるが、頼ると喜んでいろいろと教えてくれる。仕事でのアドバイスを求めることはあるが、会社に対する不満を相談することはない。おそらく相談されても困るだろうから。今年は年に一度の方針発表で会社への不満を壇…

エスカレーターを歩く人

上りのエスカレーターの片側を歩く人が多い。立ち止まるようにアナウンスが流れ、上り口でも歩かないでくださいという看板がある。しかし無視して歩く人が多い。私がたまたま歩く人が多い側で立ち止まった時、無理やり押しのけてでも歩いて上って行く人がい…

長く働きたい職場①

人間関係が良くないと雇用条件が良くても長くいたいとは思わない。 良い人間関係とは、例えば愚痴を言い合える同期、支えてくれる先輩、いろいろ相談できる器が大きい上司、体を心配してくれる後輩がいるとかだろうか。 給料と同じくらい大事なものが人間関…

『エースをねらえ!』

『エースをねらえ!』が再放送されていたので懐かしくて見入ってしまった。昔のアニメなのにストーリーがしっかりしていて、主人公が素直でわかりやすく、誰でも共感しやすいキャラクター設定がいい。春アニメの新番組より面白いかもしれない。今の若い子に…

2018年おせっかいおばさん

婚活中の友人の友人に婚活中のゲーム好きがいると聞き、その子をゲーム好きのお義兄さんに紹介してもらうにはどうしたらいいか考えた。 しかし、その前にとりあえず私の友人の婚活を成功させないといけない。そこで、成婚率の高さを感じつつ、職場で婚活中の…

平成に願った思いのエネルギー

今週のお題「平成を振り返る」一昔前の映像、モノクロの中で人々が活き活きと生活を営んでいる様子や子どものあどけない表情を見ると、この人たちは今どうしているのか、この人たちが抱えていたたくさんの思いがどこにいったのか気になる。昭和に願った思い…

女性専用カプセルホテル

女性専用のカプセルホテルに泊まったことがある。狭い場所は気にならない。格安なのに清潔感があり備品も揃っていた。トイレやシャワーも数が多くて使いやすかった。フロント横の共同スペースでは無料のドリンクサービスもある。 しかし二度とカプセルホテル…

2017年おせっかいおばさん②

親戚の友人をお義兄さんに紹介する代わりの条件として、親戚に私の友人の弟を紹介した。親戚も婚活中である。 お見合い当日は三人で高級蕎麦懐石を堪能した。その後、お義兄さんの時のような失敗はしないように、もっと踏み込んだおせっかいをと思い、ほぼ同…

トマトのワイン

職場の70歳の派遣の人が直接雇用者が入ると押し出される危機意識をもつ。高齢でもプライドをもち、責任をもって働いてくれる人は貴重である。 職場は派遣が半分以上を占めているがなんとか安定している。飛び込みで直接雇用で働きたいという希望者が出ると面…

2017年おせっかいおばさん

2017年第二回目のお見合いは親戚の友人に決まる。 お見合い当日は、しっかりと自分の意見を言い、凛とした美しさのある相手に前回よりもお義兄さんのテンションは高いように見えた。お互いゲーム好きという共通点もあり、なかなかいい感じに話が弾んでいる。…

2016年おせっかいおばさん

おせっかいおばさんを始めた。 きっかけはお義母さんに肺がんが発見されたことで肺の一部を切除する手術をすることになり、落ち込まないように何か楽しみをと考えたからだ。 入院中、お義母さんが結婚の気配のない息子が心配だと話していた。旦那の2歳上の…

それでも生きること

私が定時制高校に通っていた時、半年間ではあったが、ビルメンテナンス業をする会社に勤めていた。そこでは朝礼で毎回、松下幸之助のPHP選書を読み、感想を言い合い、最後に社長が注釈するということをしていた。その中で今でも心に残る話がある。それは火事…

アキレスと亀

ゼノンのパラドックス「アキレスと亀」の話を聞いて吹き出したことがある。アキレスが亀に追いつけないと述べるに至ったゼノンの気持ちを考えたからだ。まるで引っ込み思案の人がある行動を起こせない理由を悶々と考えて言い訳をしているように聞こえる。理…

中学校生活スタート①

今週のお題「新生活おすすめグッズ」中学生になる姪にプレゼントして喜ばれた物がかわいいノート数冊である。その内の一冊に叔母からのメッセージを書き添えた。楽しい学生生活を送るために「周囲の人にやってほしいと思われる前にやりたいと思うこと」と題…

夫婦円満の秘訣

旦那は11歳年下である。 旦那は現役の大学生、私は社会人学生だったため年の差ができたのだ。大学で知り合った当時は結婚するなど考えてもいなかった。同じゼミで気が合うのでよく喋っていたくらいである。卒業してから2年は会うこともなかった。年賀状か何…

野良猫①

野良猫が仕事帰りの私をどこかで見ている。 夜なのでよくわからないが、黒い影が車やブロック塀から突然出てきては素早くどこかへ消える。人間が怖くて近寄れないが存在はアピールする。 向かいの部屋の人は堂々とキャットフードを与えていた。 別のマンショ…

思いの違い

兄と私は年子である。 兄と私では母への思いが大きく違う。 お通夜、棺の近くで兄と語りあった時、兄から母に対する愛情と感謝を初めて聞いたような気がした。私の自慢の兄は中卒だが結婚してかわいい子ども達がいる。幸せを日々感じられることで「結果良け…

幼い頃の疑問

幼い頃、自分の体を不思議に思っていた。 皮膚から漂う匂いを嗅ぎ、 心臓や呼吸に意識を集中しては、 自らの意思ではどうにもならない力に不安を抱き、 母に死とは何かを泣きながら質問することが度々あった。 その時、母が安心するような答えを教えてくれな…

この世界はやさしい

この世界はやさしさでできていると甘ったるいことを常に感じている。 母子家庭で育ち、定時制高校を出てとりあえず就職、お金を貯めて大学に入学、卒業して3年後に結婚。子どもはいないが職場で友人に恵まれ、楽しい毎日を過ごしている。感謝、感謝の毎日で…

旦那の淹れるお茶

今週のお題「お気に入りの飲み物」 旦那が立ち上がる瞬間に「お茶ちょうだい」というと、ぶつぶつ文句を言いながらでもお茶を淹れてくれる。そのお茶が最高においしい。

たくさんの思い

一昔前の映像、モノクロの中で人々が活き活きと生活を営んでいる様子や子どものあどけない表情を見ると、この人たちは今どうしているのか、この人たちが抱えていたたくさんの思いがどこにいったのか気になる。 小さな骨壺を抱いた兄は「呆気ないな…」と呟い…

花の記憶

先月、母が亡くなった。 「亡くなる」という表現はどうもしっくりこない。 棺の中を覗き込んでも母が死んでいるとは思えなかったが、 硬くて冷たい手に触れた時、肉体を使った電気交流ができなくなっていたからか、 何も伝わってこなかった。 そこでようやく…