ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ソースライス

小学校に入ると自分の机があり、そこで勉強したりご飯を食べる。教室には30人くらいの生徒がいる。さっきまで勉強していた机で食事をするのに違和感があった。しかしその違和感を説明する力はない。自分の置かれている状況に混乱して、息苦しさに襲われ、そ…

旅の楽しみ

26日に日帰りで金沢に行った。5月では記録的猛暑で暑かったが、風が気持ちよかった。ランチは寿司と決めていたが、目当ての寿司屋が定休日で他の寿司屋を探すが、ことごとく開いていない。暑さで喉がからからで足も疲れてきたため、仕方なく近くの洋食屋に…

かたくり

隣の団地に住む同級生の友人が遊びに来た時、おやつにかたくりを出したことがある。我が家ではしょっちゅう食べているおやつだったが、友人はほとんど食べることなく残した。兄は嫌いで食べなかったが、母と私は甘くてぷるぷるの食感が好きでよく作っては食…

弁当

私が幼稚園に通っている時、母は工場のバスに迎えに来てもらい仕事に行っていた。母の仕事が幼稚園の近くにあったため、私もそのバスに特別に乗せてもらっていた。帰りは二人で長い道のりを歩いて帰る。朝、母と私は待ち合わせ時間にぎりぎりで、よくバスを…

ノーベル平和賞

今週のお題「アイドルをつづる」旦那は鳥好きなのでインコ動画を、私は猫好きなのでネコ動画を毎日見ている。かわいい動物を見ていると、どんなに落ち込んでいても癒される。かわいい動物達にノーベル平和賞を与えてほしい。

巻き爪リフト②

4/15~5/12まで右足親指に巻き爪リフトを装着する。徐々に靴下を脱ぐ時に爪が引っかかるようになっていき、糸が絡まったらハサミで切っていた。ぎりぎりまで使用するようにと説明書に書いていた通り使用した。 仕事で制服に着替えている時、靴下に絡まったワ…

遅刻癖

他店から異動してきた二十歳の人が時間にルーズで遅刻が多い。急に休むのもメールでの連絡で電話をしない。上司は「今どきの若い子はこんなものなのか」と呆れている。 私も小学校や中学校と遅刻癖があり、中学校の先生から紹介された製作所でも遅刻が多く、…

情けない仕事とは

最近、仕事で大きな失敗をした。同送しなくてはならないものを入れ忘れて、そのまま荷物を出荷してしまったのだ。日付指定があったため出荷した荷物は配送センターにあり、本当に助かった。配送伝票と同送品の数が同じであることを確認して梱包を始めたはず…

しつけ

母のしつけは行き過ぎる時があった。まだ小学校低学年だったか、着物に使う腰ひもを使って兄の手足を縛ると押し入れに閉じ込めたことがある。どんな悪いことをしたのかわからなかったが、傍にいた私は兄がかわいそうだからやめてほしいと訴えたが母の怒りは…

責任をもって頑張っている人にエールを

今週のお題「母の日」親とは責任をもって行動できる人としての手本を示す存在として重い責務を背負っていると考えるなら、責任をもって人を育てている人全員が感謝される日である。

満員電車

ぎゅうぎゅうの車内の中、母と私はドアから離れた通路の真ん中にいた。小さかった私は暑くて苦しくて息苦しさにがまんができなくなり力いっぱい暴れた。しかし圧迫された状態でのもがきは、よけいに苦しさを増すだけだった。なぜなら限界までもがいても圧迫…

孤独

年に2、3回会う友人とランチやドライブを楽しんだ。友人は令和になる直前に同じ団地に住む一人暮らしの女性が投身自殺をしたことに共鳴して落ち込んでいた。低所得者や弱者の概念で自分自身を縛り、窮屈な生き方を選んでいる人だが、家族思いの優しい人で大…

活気が鮮度

一昨年、部長の送別会を開いた。スペシャルゲストとして部長と仲の良い取引先の人を誘った。送別会ではそゲストの人がバイヤーとして働いていた面白いエピソードを語り、場を盛り上げてくれた。その人が4月から名古屋に転勤になった。癖の強い人でこの時代…

中立

善悪の判断を周囲に委ねている子どもは残酷なことも残酷だとわからない。しかし当たり障りのない中立という立場の冗談も言わない真面目な子が男女一人くらいはいる。そういう子は独りでいることもあり、からかいの対象とされる確率も高い。 私はどうだったの…

ねこふんじゃった

クラスメイトは団地に住んでいる子が多いが、一軒家の子もいる。 庭におしゃれなテーブルと椅子が置かれたテラスがあり、テラスに面した大きな壁は一面ガラス張りでリビングに光を入れている。リビングにはロッキングチェアやグランドピアノがあった。 この…

先に逝くこと

母の四十九日が無事に終わった。身近な人が先に逝くことで残された人にも死ぬ覚悟ができるのか。 二十歳頃まで風呂なしの府営団地に住んでいた。銭湯生活が長く、子どもの時には溺れかけたこともあった。小学校低学年の頃だったか、立っていても顎のラインぎ…

子どものために

母が働いていたのは私が幼稚園の頃までで、生活保護を受けるようになってからはずっと家にいた。子どもの時は気づかなかった。生活保護がどれだけ人の誇りを傷つけていたのか。 中学を卒業して働いて得た収入は全て没収される。そして生活に足りない分だけ受…

長い準備期間

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」連休中、私の休みは一日だ。しかし嬉しいことがあった。面接をして二人採用を決めて、連休明けからさっそく仕事に就いてもらう予定である。人が育てば休みも増えて有給も使いやすくなる。店舗が人手不足で派遣を増や…

セクハラ

ビルメンテナンスの会社で働いていた時、外回りの仕事に課長と一緒に行くことがあった。課長には同い年の娘さんがいるとかで、私に父がいたら課長みたいな感じなのかなと勝手に思っていた。 ある日、課長といつものように外回りの仕事をして帰宅するが、車が…

トマトのおかず

母はトマトを一つ輪切りにして皿に並べ、とんかつソースをかけたものを一人前のおかずにしていた。我が家の食事は常に一品だった。白米とトマトの輪切りの夕食はどうしても気持ち悪くて箸が進まない。夜12時が過ぎても母は完食するまで寝ることを許さなかっ…