ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

満員電車

ぎゅうぎゅうの車内の中、母と私はドアから離れた通路の真ん中にいた。小さかった私は暑くて苦しくて息苦しさにがまんができなくなり力いっぱい暴れた。しかし圧迫された状態でのもがきは、よけいに苦しさを増すだけだった。なぜなら限界までもがいても圧迫された状態がなくなることはないからだ。まるで布団ですまきにされているようだった。電車であれほど苦しかったことはまだない。