ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

初めての海外旅行「ハワイ」

2018年、親戚のハワイ挙式に招待されて初めて海外に行くことになった。挙式前日にはハワイに到着して、翌日シェラトンホテルに集合する予定で行く。旦那は海外が初めてではなかったので旦那に頼るところが多い。体調を崩すことなく現地に着けるか心配で出発日が近づくと徐々に緊張感を増していった。出発の当日、家を出る前に感じのいい接客をしてくれるサイクルショップに行き、自転車のライトの修理、油差しや空気を入れてもらう。やはり気持ちのいい接客で出発に勢いがつく。飛行機は人生二度目である。ハワイに着くまでリクライニングが倒せることにも気づかないくらい気を張っていた。

 

ホノルル空港から外に出ると爽やかな風と共に甘い香りが漂ってきた。見たことのないバス、標識や信号にわくわくした。ホテルにチェックイン後、食事に出かける。テラス席か風が通り抜けるような作りのレストランが多い。最新のガイドブックに載っていたハンバーガーショップに行くことにした。二階建てのテラス席でオニオンフライとチーズバーガーを注文する。ガイドブックにあった通り、すごいボリュームで味もおいしかった。さて、支払いをする時である。メニューで見た金額よりも高い会計になっていたため、もう一度メニューを見せてもらい会計伝票と比較したところ、サービスのポテトなどの付け合わせが有料になっていた。メニューの間違いを指摘すると5年前のメニューをそのまま使用しているとのこと、それで5ドルくらい高かっただけであるが、その分はチップを少なめにした。日常英会話くらいはできないと請求された金額を確認することもできないまま払うことになりそうだった。

 

夕方、予約をしていた貸衣装の試着に行った。まさに南国、爽やかな模様の青と黄緑色のムームーにテンションが上がる。アクセサリーやサンダルは自前があったので髪飾りだけ追加して借りることにした。ここで髪飾りの位置が既婚と未婚で左右どちらにつけるか決まっていることを知る。結婚指輪と違い一目瞭然である。

 

正直、挙式がハワイと聞いて面倒くさいなと思っていた。しかし今は感謝している。私の人生にハワイの記憶が刻まれたことで、ますますこの世界が好きになれた。南国ならではのカラフルな鳥に野生の文鳥も見た。気持ちのいい風に鳥の鳴き声、きれいな海と夕焼け、まさに楽園である。あれだけ気候に恵まれた素晴らしい土地ならば、家でも建てて住みたくなる人は多いだろう。だからこそハワイの歴史は残酷なのだ。今は世界中から愛される島になっている。しかし大きな声で怒鳴っているホームレスらしい人やフードコートで働く人、ハウスキーパーやドライバーを見ているとハワイにも明確な格差があるようだ。

 

さて挙式のほうは、新郎新婦が白いロールスロイスでの登場、ガラス造りの透明な教会、真っ青な絨毯、夢のような挙式は無事に終わった。その後、貸衣装のサイズが変わらないか心配になるほど美味しいフルコースをお腹一杯食べる。旦那は使い捨てカメラで新郎新婦を、私はデジカメで新郎新婦の親族を中心に撮り、後でアルバムにしてプレゼントした。

 

翌日は気絶するほどいろんなところを観光した。フードコートで気絶したように寝ている時、貴重品が盗まれなかったのはラッキーだった。