ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

胸騒ぎ

 

ピザのチラシが相方の座椅子の横にあった

 

何かわからないが急に胸騒ぎがした

 

あっと思い出したのが相方の誕生日

 

え⁉もう終わってる?

 

えーと、えーと

 

焦って思い出すと来月だった

 

危ない

 

マジで

 

二年連続で忘れていて

 

「ピザでも食べたくない?」と

 

相方の一言で気づかされていたから

 

どきどきした

 

今年はひと月前に思い出したから

 

早めに何かプレゼントを用意して

 

当日に向けて準備しておこう

 

 

 

 

 

 

 

誕生日は怖い

 

 

 

三方五湖

 

八月後半の連休を利用して三方五湖に行く。昨年はGoToを利用して宿泊したが今年は日帰りにする。コロナが落ち着いたら遠出をしたいものだ。

 

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お昼は寿司

 

事前に調べて行ったが、お店に着くと時短営業のビラが貼られていた。30分外で待つことになるが、評判通り、お店の人の愛想が良くて、残念な気がしなかった。早めに開店してくれて実際は15分しか待っていない。寿司も美味しかった。

 

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三方五湖

一枚の写真で五つの湖を撮るのはむずかしい。。。

 

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日本海

海と空の境目がわからない。

 

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日付はアリバイ工作に利用出来そうだ

 

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かわらけ投げ

思いっきり投げると四十肩に響いた。コロナの予防接種は四十肩みたいに腕が上がらなくなると言われているから、今なら不便を感じないかも。

 

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風に吹かれて綿毛が舞い、きれいな蝶々がたくさん飛んでいた。観光客はけっこう多かったが、一番目についたのはバイクで来ている人たち。ライダースーツを着たかっこいい女性もいた。いい天気で暑い日ではあったが、山頂は風もあって気持ちよかった。

 

 

景色は最高によかったけれど、楽しかったことを考えると、ナビに従っていたら墓場に着いたとか、思い通りにならなかったことが面白かった。

 

 

 

 

 

大切な出会い

 

お盆や年末に活躍してもらおうと育てていた大学生が、コロナに感染することを心配して退職することになった。家族が危ないので勉強に集中して、バイトなんかは辞めるようにと言ってるそうだ。来年には状況が変わっているかもしれないから、数か月休むだけでもいいと提案をして引き留めるが、いったん退職することを希望してきた。他にも原因があるなと思った。一つ思い当たる原因があって、それをどうにかするには春までかかる。もしそれが原因であれば、春以降にまた働きに来てくれるかもしれない。そんな微かな期待をもちつつ、今だと派遣かそれとも求人を出すか、どちらにするか悩む。

 

初めてのバイトだと言ってたが、半年でも一緒に働けたことは良い思い出となっているのだろうか。私がこれまで仕事を辞めた時のこと振り返ってみた。たくさん仕事をしてきたが、辞める時に共通することがあった。私がやりたいことがあるから辞めると言った途端に上司から「ずっと働いてくれると思っていたのに」と冷たい態度をとられたことだ。それは高校時代のバイトから始まっていて、今思うと、若い子だったら他にやりたいことができても当然だと思う。なのになぜ私は辞めないと思われていたのか。たぶん誰もやりたがらないことを率先して、体力の限界まで働く癖があったからだろう。今は少しは力を抜けるようになったけれど、頑張り過ぎると辞める時に裏切り者のような目で見られる。それだけ身内のように見てくれていたということだと考えるとありがたくもある。

 

 

さて、学生さんをどのように送り出そうか、気軽に遊びに来てくれるように、これまでの感謝を伝えたい。

 

 

 

 

 

木村先生

 

お盆の連勤中、相方から木村敏の訃報を聞く。知りたくなかった。私にとって木村敏は人生を最も充実させるきっかけをくれた人。

 

初めて会ったのは『ゲシュタルトクライス』の原書講読の授業だった。客員教授の木村先生の教室には15人位の受講生がいた。主に院生だったが、看護師の社会人学生に潜りの非常勤講師もいた。

 

翻訳を割り当てられることもあった。辞書を片手に何時間もかけて翻訳をするが、何度読み返してもまるで意味がわからない。ドイツ語の先生に聞いても『ゲシュタルトクライス』は医学書のため、専門用語が多くて難しいと言う。

 

「criseは来るものですか、行くものですか」。教室に響く私の声。意欲的な生徒が多いはずなのになぜか誰も質問をしない。ガンガン質問する私に先生が喜んでいるのはわかった。講義の最終日、近くの店を貸し切って生徒全員でお茶をすることになった。仕切っていたのはゼミの先生たちだった。店に着くと木村先生を囲むように席順が決められる。そこでも私は物怖じすることなく質問をした。「木村先生はこれまで書いてきた論文の中で、後々思い違いがあったという転機はありましたか」と聞くと、先生は「ない」と即答した。そこで私は独り言のように、しかし結構なボリュームで「転機なしか!」と言い放つ。『ゲシュタルトクライス』とは転機なしでは語れない医学書であり、翻訳者は木村先生。その木村先生に転機がないという矛盾にその場にいた生徒もこらえきれずに吹き出す。しかし一番笑っていたのは木村先生自身だった。持ち上げたカップのコーヒーがこぼれるほど笑っていた。

 

最後は木村先生の車が見えなくなるまでみんなで手を振って見送る。木村先生から日独文化研究所においでと言われたけれど、私は一度も行かなかった。何か、もう十分に満たされていたから。

 

私の父親と同じくらいの年齢だった木村先生。

ありがとうございました。

 

 

 

 

休みとは、その場から離れること

 

ようやく長い連勤が終了。お盆は年末よりも100倍マシ。

 

体は毎日適度に動かす方が調子が良い。休み明けの人よりも好調だ。休みと言えば、体を休ませるだけでなく、心を休ませるためにもある。連勤が続いて先に悲鳴をあげるのは、私の場合は心だろうか。体のこりはマッサージ機を使えばほぐれるけれど、心のこりをほぐすには、こりができる原因の場から離れる必要がある。そう考えるとリモートワークを主流にしている人は、オンオフの切り替えが難しそうだ。

 

頭の中を別の事で紛らわせるためにお笑いやアニメを観たりするが、一番リフレッシュできるのは自然を満喫することかもしれない。もともと私は家に籠るのが大好きだが、部屋に飾っている百合や洗面所のルスカスが、外が楽しいことを教えてくれる。

 

 

今一番興味があるのは「Gattan Go‼」。

うまく予約が取れたら行きたい。

 

 

 

 

なぜか謝ってくる

 

最近では、親の介護に集中するために早期退職をした元上司が、職場に顔を見せに来てくれて、一緒に働いていた時はすまなかったと言う。何に謝られているのかわからないが、確かにこの人と働いていると、休みの日も電話があって四六時中仕事のことを考えさせられてしんどかった。しかしそれは今もあまり変わらないことを考えると、大して辛いことではなかったように思える。ただ、今は私が古株でやめてほしいことをほとんどの人にはっきりと言えるようになったから気は楽だ。

 

私が一人暮らしを始めて間もなく、幼馴染が彼と同棲するから部屋を借りるための連帯保証人になってほしいと部屋に来た。一緒に暮らす予定の彼を連れて。幼馴染とはいえ信用できないものは信用できないので、それを断ると、私にとっては取るに足らない子どもの頃の出来事をいろいろと引っ張り出しては謝罪し始める。例えば、家に遊びに来た私を度々玄関前で何時間も待たせたこととか。先に遊ぶ約束をしていても家族とファミレスに行くとか、家族と買い物にいくとかで突然キャンセルしたこととか。彼女にとって私が一番でないのは百も承知なのだから、気にもしていないことを謝ってくる。

 

最後は二人で頭を下げてのお願いに困惑するも、しっかり断った。

なんだか忘れられない記憶に残る思い出だ。

 

 

私は誰かに謝ることなんて…ない。

感謝することはあるけど。

 

 

 

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

正直にいくだけ

 

ビルの一角にある店舗の従業員から発熱があったと連絡があった。発熱は一晩だけで今は微熱程度に落ち着いていると言う。近隣の病院に相談して、二日後、緊急外来のある医療センターでPCR検査を受けることになる。

 

私は行動経路の説明をするために本人から聞き取りをする。すると使用してはならない他メーカーのフロアのトイレを毎回使用していたことがわかった(当人はいけないことだと思っていなかったようで、何年も前から使用していたらしい)。少々悩むも正直にビル管理者に報告。自己責任では収まらない問題は正直にいくだけだ。

 

もし陽性なら三日間店を閉めてほしいとビル管理者から言われていた。本日、検査結果で陰性と分かり、一安心。

 

「誰もがなってもおかしくないことだから気にしないように」と言っても、当人の心労ははかりしれない。

 

 予防接種の順番が回ってこない間は、まだまだ気を引き締めて注意しないといけない。