ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

大切な出会い

 

お盆や年末に活躍してもらおうと育てていた大学生が、コロナに感染することを心配して退職することになった。家族が危ないので勉強に集中して、バイトなんかは辞めるようにと言ってるそうだ。来年には状況が変わっているかもしれないから、数か月休むだけでもいいと提案をして引き留めるが、いったん退職することを希望してきた。他にも原因があるなと思った。一つ思い当たる原因があって、それをどうにかするには春までかかる。もしそれが原因であれば、春以降にまた働きに来てくれるかもしれない。そんな微かな期待をもちつつ、今だと派遣かそれとも求人を出すか、どちらにするか悩む。

 

初めてのバイトだと言ってたが、半年でも一緒に働けたことは良い思い出となっているのだろうか。私がこれまで仕事を辞めた時のこと振り返ってみた。たくさん仕事をしてきたが、辞める時に共通することがあった。私がやりたいことがあるから辞めると言った途端に上司から「ずっと働いてくれると思っていたのに」と冷たい態度をとられたことだ。それは高校時代のバイトから始まっていて、今思うと、若い子だったら他にやりたいことができても当然だと思う。なのになぜ私は辞めないと思われていたのか。たぶん誰もやりたがらないことを率先して、体力の限界まで働く癖があったからだろう。今は少しは力を抜けるようになったけれど、頑張り過ぎると辞める時に裏切り者のような目で見られる。それだけ身内のように見てくれていたということだと考えるとありがたくもある。

 

 

さて、学生さんをどのように送り出そうか、気軽に遊びに来てくれるように、これまでの感謝を伝えたい。