ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

わたしのせい

 

狭い通路で前から話しながら歩いてくる二人がいる。私とすれ違う方の人が大声でしきりに話しているから、おそらく私に気づいてはいてもぶつかってくるような気がしたので、早めに衝突を回避するために体を横にして立ち止まって壁際に待機した。しかし、結局半身が痺れるほどの勢いでぶつかってきた。コーナーを最短で曲がろうと壁側に近づいてきたからだ。相手は受け身を全くとっていなかったからもっとダメージがあったかもしれない。こうなることは話を聞きながら歩いている連れもわかっていたのではないか。予測できていたはずなのに、話を聞くのに夢中だったのか。それにしても嫌になるのは、なぜかすぐにこちらが謝ってしまうことだ。うまく回避できなかったこちらが悪いとすぐ考えてしまう。

 

満員電車で足を踏まれた側なのに「すみません」ってすぐ言ってしまうほう。

 

小学生の頃、「お前とは全く関係がないことも、結局お前のせいだ!」「ほら、今あそこでおばあさんがつまずいて転んだのもお前のせいだ!」などと兄に言われたのを思い出す。

 

 

今思えば、私は涼宮ハルヒではない。