ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

便利で快適な世の中

 

晦日、年が明ける前に帰宅できた。今は仕事をうまく組み立てられるようになって、また新しい時短システムの導入でめちゃくちゃな残業を強いられることはなくなったが、入社したての頃はビルのガードマンに良いお年を…ではなく明けましておめでとうと挨拶して帰っていた。

 

毎日終電に救われて家路に着く。大晦日だけは終電がないので無限にあるような仕事を一人、オフィスに残って片づける。他の部屋や通路は消灯され、残灯届を出している私のいる部屋だけが明るい。パチパチとキーボードを叩く音だけがする。いつだったか、大晦日の夜十時を過ぎた頃、什器の設置は完了したが、確認してもらいたいことがあるのに依頼者に連絡が取れないと私に助けを求めてきた業者の人がいた。ビルには誰もいなくて、私には全くわからないことではあったが、関わりがあると思われる人に手あたり次第電話をした。仕事用の携帯だからか、夜遅いからか、誰も出ない。ビル内で作業をしているのはこの人と私だけだった。大晦日なのにこんな時間まで働いていて気の毒だと思い、何か役に立ちたいと思ったが結局誰にも連絡が取れないまま、何の力にもなれなかった。それなのに何年も経った今でもこの人は私を見つけては毎年お礼を言ってくる。義理堅い。

 

しかし世の中にはビルのガードマンみたいに24時間勤務の仕事をしている人がいて、その人たちは大晦日や正月をゆっくり過ごせていない。便利で快適な世の中にはそれを支えている人たちがいるということを改めて思う。

 

 

 

 

昨年は初めてコメントをもらい、返信のやり方がわからなくて、他の人はどうやっているのか観察したりして、返信ができるようになった。慣れてくると積極的にこちらからもコメントしていく。優しそうな人から。どきどきするけど楽しい。

 

とりあえず昨年同様、あれをやるとしよう。

 

 

 

 どやさどやさどやさどやさどやさどやさどやさ

 

 

脈絡のなさがいい。

 

今年はどんな年になるのだろう。