ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

ゆっくりとした時間

 

直前割りを利用して(ネット回線を持って)一人旅に行く相方。最近、ジャズフェスで財布を落としたうっかり者だから、旅先で何かあるのではないかと少し心配した。財布は探しても見つからなくて、近くの警察署に行くと、なんと届けてくれた人と鉢合わせする。お礼を言い、謝礼金を渡して、それ以外にお礼の品を送らせてほしいと住所と名前を教えてもらう。菓子を贈ると、家族とおいしくいただきましたとわざわざ手紙をくれた。拾ってくれた人は好青年だったそうで、アンラッキーな事なのに温かい気持ちになる出来事になった。しかし今回の旅行、初日に傘を無くしたとか、二日目が雨だからとせっかく傘を持って行ったのに…。

 

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みやげでもらった(写真)

 

 

ネットの無い数日、いつもとは少し違う、ゆっくりとした時間の中でゆっくりと片付けをする。無限のようなネットの世界と日常のバランスは大切。私は電話電気ガス水道の公共料金明細書を一人暮らしを始めた頃から二十年以上捨てないで保管してきた。何度引っ越してもなぜか捨ててない。ペラペラの薄い短冊のような明細書も長年溜めていると引き出しが外れるほど重くなっていた。さすがに三年以上前の公共料金の明細書は捨てていいと思った。最近まで毎月送られてきた電話代の三つ折りにされた分厚い明細書は特に。

  

無くてもいいと思うと新鮮で身軽になる。カードはウェブ明細、電話代は二ヶ月分まとめての明細と次々にペーパーレス化が進む。紙での明細を希望すると手数料が取られる時代。何かが凝縮しているような気がして捨てられなかった明細書で、引き出しが壊れるほど重くなることはもうない。

 

 

寝る前にホテルでもらったフェイスパックをすることにした。昨年、勉強会のあったホテルだったが、同期の友人がパックをもらってかなり喜んでいたから、捨てるのはもったいない気がして置いていた。やってみるとびしょびしょの千枚漬けを顔に貼ってるみたい。鏡を見るとスケキヨかジェイソン。これまた新鮮だった。