我慢大会
明け方は涼しくても、ぐんぐん気温は上昇していく
彼は休みで、私は遅出出勤
遅く起きてリビングに行くと彼がいる
部屋は蒸しっとしていた
私が「エアコンつけたらいいよ」と言うと
彼は「窓を開けてるから平気」だと言う
風があるからこのままでもいいかなと思った
しかしブランチを食べているとさすがに暑くなってくる
彼のほうを見ると暑そうにしているような気がした
「エアコンつけようか」と言うと
まだそれほど暑くないと返ってくる
ここから訳の分からない我慢大会が始まる
「エアコンつけていいよ」
「そっちこそつけていいよ」
そうこうしているうちに仕事に行く時間となる
さて、行ってくるかとカバンを持ち上げた瞬間
「じゃあエアコンつけるか」と言う
どういうことか
気持ちよくさらっと爽快に家を出たいのに
汗だくで家を出た原因
お互いに気を遣い過ぎる