歯科技術とデンタルIQ④

次に引っ越しした所で最初に歯科医院に行くきっかけとなったのが、被せている銀歯が外れたため、とりあえず何も考えないで近くの病院に行く。そこでは新しい銀歯を作ってもらうだけで終了したが、その後一年と経つことなく、再び銀歯のある歯根に膿が溜まっているのに気づく。再治療をしてきたところではない。同じ病院で治療した歯はいずれ歯根に膿が溜まる可能性が大きい。

次に行った病院は前回銀歯を付けなおしてもらったところではなく、専門性の高い病院を選ぶことにする。そこではこれまでの経緯や症状を伝えると、他にさらに専門の病院があることを教えてもらい、紹介状を書いてもらう。

さて、ここでようやく今通っている病院になる。この病院は最先端の医療を取り入れているため医療費が高い。というか技術や設備を維持するために必要な収益を得るために高い被せを宝石のようにすすめてくる。しかし技術はこれまで通っていた病院のどこよりも優れていることは確かだった。なぜなら他では抜歯しか方法がないとするところを抜歯をしないで歯を生かすことを第一にしていることと、見たこともない機械での根治とこれまで見てきた医師にはなかったプライドの違いが明らかだったからだ。超一流の料理人のようだった。