部活の後輩

昨日、東京に住む高校時代の友人から久しぶりに手紙が来た。手紙の内容は改名したという報告だった。前の読みやすい名前とは正反対の難しい漢字で、おそらく誰が見てもすぐには読めない名前だ。急に改名なんてどうしたんだろうと考えながらちょうど喪中はがきを書いていたのでさっそく返信することにした。

友人は定時制高校時代のバドミントンの後輩で、結婚してから東京に引っ越していき、私とは時々手紙のやりとりをしていたが、昨日は7年ぶりの手紙にちょっと緊張した。東京に行く理由があるとすれば彼女に会いに行くことか。

バドミントンといっても定時制だと21時から22時までの1時間しか練習ができない。そのため日曜日に総合体育館を借りて一日中練習する。私は150㎝の小柄な体格だが、バドミントンだけは得意で勝てる自信があったから体力だけはつけようと、深夜の走り込みもした。高校時代は仕事と学校と深夜の走り込みと、底なしの体力があった。

結果、定時制通信制課程での秋季大会の地区予選を勝ち抜き、2年連続で近畿大会に泊りがけで出場することができて、最後の年は銅メダルを獲得。高校の卒業式では部活で活躍した人の代表として秩父宮記念賞牌までもらえた。

後輩が、まだ私を覚えていてくれるのは嬉しい。