やる気はどこから

週二回だけ倉庫整理や出荷作業を中心に入ってくれる学生バイトの母親が挨拶に来てくれた。「いつも娘がお世話になっております」と、そして仕事が好きで、なんと私が好きだとか。19才で働きに来てくれて、今はもう大学四回生。最初は仕事が楽しくなさそうで心配したが、半年くらい経った頃、何がきっかけだったのかわからないが積極的に仕事をするようになり、声の張り方からして変わった。今では誰が何をしていたか、私に逐一報告してくれる頼もしい存在となっている。彼女は学生バイトでありながら責任感が強く、そのせいかミスを隠ぺいしている人がいると我慢できないようだ。

人間関係とかうまく取りまとめないといけない立場ではあるが、特に何も考えたことはない。ただ、効率を上げるように急かすよりもメンバーの健康だけを心配していると、いつの間にか勝手に効率が上がってやる気まで引き出せているということだ。