ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

2年前のダンナの母方の祖父の葬儀で初めて自分の墓を考えた。結婚している実感が未だにないのに墓を考えると実感が湧く。何も考えずによく結婚できたなと思うことが多い。何も知らなかったからできたような気もする。ブログと一緒で。

 

老人ホームにいた母に会いに来てくれた親戚の叔母さん達は、嫁ぎ先を心配して誰も名字を明かそうとはしなかったが、その時祖母の墓について兄にいろいろと教えてくれたようだ。母には七人の姉弟がいるが、私の知っている叔母さんは一人しかいない。母の葬儀に来たのもその叔母さんだけだった。兄は母の遺骨を祖母の墓に入れようと、小学生の頃に一度だけ行った母の故郷のかすかな記憶を頼りに探していたらなんとか見つけることができたと言っていた。直系の墓に入るのを嫌がった祖母は、新しく建てた墓に入っていた。我が家の直系は途絶えてしまったが、母が離婚したため名前はまだ残っている。めずらしい名前だ。

 

兄は墓を開けて母の遺骨を入れた。