ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

財布

 

6年使用している財布のスナップボタンがゆるくなってきたのをきっかけに財布の買い替えを考えた。10年前から財布の中身は、触らない新札の千円10枚と五千円2枚とは別に使用する現金一万円位と小銭、持ち歩いているカードが7枚でよく使用するのは3枚。これまで財布は小さいものだと思っていたが、今まで使ってきた二つ折りだと少しきつくなってきた。次は長財布で薄いものにしようと思う。

 

職場近くの百貨店と雑貨屋で財布を探す。予算は3万円まで。財布を買うのにこれほど気合を入れたのは初めてだ。財布歴は今使用している財布の前は、なんと中学校からで25年は使用していた。ちなみに小学校で使用していたがま口のビニール財布は小口精算用の小銭入れにまだ使用している。この記事を書いていて気づいたが、10年程前、職場の年配の人から箱に入った新品のCOACHの財布をもらったことがある。意味もなく突然に。もしかしたら補修に補修を重ねた600円の財布を見るに見かねてだったのかもしれない。私は高価なものだと思い、せっかくもらった財布をクリスマスに他のプレゼントと一緒に兄夫婦に送る。思えば財布を変えるタイミングをあの時逃していたのだ。

 

さて、ずらりと並んだ財布を一つずつ手に取って見ていく。予算内に買えそうでほっとする。しかしカードポケットが多すぎること、チャックを開けてからまたチャックがあったり、ポケットの中にポケットがあったりと機能が多すぎて、使いこなせないなと思った。ボタンはいずれゆるくなるし、ボタンの周りの生地は破れてくるからボタンは無いものがいい。縁は擦れても目立たない色がいい。素早く会計を済ませるにはカードの出し入れがスムーズかどうか、ポケットのきつさも見ておきたい。手触りも大切とかいろいろ考えていると結局決めることができなかった。

 

しかしこれだけ気合が入っていても、実は決定の決め手とは「一目惚れ」だったりする。今使っている財布がマンハッタナーズで猫のデザインが有名なブランドである。6年使用しても可愛くてずっとわくわくしながら使えている。たまたまイベントで見かけて衝動買いした財布だから、近所にマンハッタナーズの店舗は無い。通販だと触れないから、旅行先に店舗があれば買うことにしよう。