ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

魔法のテレカ

我が家には電話が無かったため小銭を握りしめて集合団地の真ん中にぽつんとある電話ボックスを利用していた。黒い電話がかっこよくて羨ましく、初めて覚えた友人の家の電話番号は今でも記憶に残っている。

 

電話機が設置されたのは中学に入ってからで、黒電話ではなくボタン式の四角い白い電話で目新しかった。この頃からテレフォンカードが流行る。

 

ポケベルが流行した高校生の頃、我が家に何回使用しても度数が減らない夢のようなテレカがあった。兄が手に入れた魔法のテレカで非常に重宝した。兄が大事な取引の材料に使ったとかでいつの間にか無くなってしまったが、あのテレカを思い出すと今でも興奮する。あれは夢だったのかもしれない。