ingakouryuu’s blog

心象スケッチ

閃き

 

 

この世界を理解できるのは

 

過去の記憶の蓄積のおかげ

 

相即に埋もれていた転機という閃きは

 

生と死の狭間で動いている時にやってくる

 

 

あっと思いつくことがある

そうだったのかと

それを後でじっくり考えようと

メモを取ろうとするが

手を放すことができない状態

右を見て左を見ようとしている間に消えていく

習慣に埋没していく

打ち上げ花火のような一瞬の閃きが

なぜいつもメモが取れないような時にやってくるのか

あの閃きをもう一度思い起こそうと

あの時の状態を再現しようとするが

その状態が複雑すぎて不可能に近い

外からの刺激に記憶を刻んでいるなら

私は再びくるかもしれない

あの複雑な状態がもう一度つくられることを

期待するしかない