須磨
昨日、満中陰志のカタログギフトで選んだ神戸ディナークルーズに行った。ディナーまで「須磨水族館」を楽しむ。
須磨は家族で海に来た唯一の思い出の地である。遠出をあまりしない母が駅員に乗り換えを確認している姿が珍しくて、それだけで特別な日に思えた。
当時は木屑みたいなものがけっこう浮いていて、海の色はブルーというよりもグレーの印象がある。
大勢の海水浴客に混ざり兄と私はそれぞれ好きなように泳ぎ、母は洋服のままレジャーシートに座っていた。私は浮き輪を付けて泳いでいたが、突然来た大波にもみくちゃにされて浮上できずにもがいていたら、そのまま波に流されて顔面からしゃちほこのようにのけぞった体勢で砂浜に打ちつけられて、顔面がひりひりするのともみくちゃにされた恐怖で泣きながら母の所に行く。怖かった記憶もあるが家族三人で須磨に行った思い出は宝物だ。
ディナークルーズでの料理もおいしくて思い出の須磨を満喫する。