夏休みの宿題はいつもぎりぎりまで手つかずだった。あと3日しかないというところまできて徹夜をして仕上げるのがお決まりだった。部屋の隅には終業式の時のままのランドセルが転がっている。この時期、台風が逸れるたびに残念がった。 私には頼みの綱がいた…
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